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クッキーでデータを記録するのは非常に便利なことですが、いくつか注意をしなくてはならないことがあります。それは、「クッキー1つあたりのデータ格納領域」と、「ブラウザで格納できるクッキーの容量」です。
まず、Webサイトからクッキーでデータを格納する場合ですが、一般的には
「1」1ドメインにつき、記録できる最大容量は20個まで
「2」一クッキーあたりの最大データ格納領域は4kbまで
「3」ブラウザで記録できるクッキーの数は200個まで
となっています。 無論、ブラウザとOSの設定によって若干の違いはあるでしょうが、安全を見ておくと、クッキーのデータ格納数は少ないに越したことはありません。
さて、前ページで紹介したマウス連動型のHTMLですが、このスクリプトの場合、クッキーに 「レイヤーX座標」「レイヤーY座標」 を個別に記録しています。 単体のレイヤーなら問題はありませんが、たとえば複数のレイヤーを自在に制御しようと思うと、この2つの項目に加え、 「レイヤーの重なり具合」「レイヤーの表示非表示」 の要素も記録していかなくてはならないことになります。 つまり、レイヤー1つに対して4つの情報を記録しなくてはならないわけですが、単純に考えると、この方法だとレイヤー5枚が表示限界となってしまいます。 このため、実際のデータの格納には、数値を結合して1つの文字列として記録するといった手法を用いて、クッキーのデータスペースを節約していく必要性が発生します。
また、クッキーをブラウザ側がどれだけのあいだ保持できているか不明瞭ということも視野に入れておかなくてはなりません。 クッキーにはその情報をどれだけの間保持するかを指定することが出来ますが、これはあくまで 「最大値」であって、常にそのとおりにブラウザが情報を保持しているとは限らない ということを頭において開発をしていく必要があります。
クッキーはテキスト形式で記録されていきますが、クッキーとしての最大のデータ格納量は200個ですので、ユーザーのページ閲覧状況によってはデータが満期前に削除されることもありますし、またユーザーが事由にデータを削除することも出来るので、クッキーの情報保持期限はあくまで「目安」でしかないことが分かると思います。
クッキーのデータがいつどのように削除、変更されても良いように、スクリプトは慎重に組んでいくことが望ましいでしょう。
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