No.07 Cookieの概念と動作例
01 Cookieとは
 
 HTMLは基本的に、製作者の作成したコンテンツを閲覧者が傍観するといった形になります。 掲示板やチャットルームなどの双方向性のあるページも無論ありますが、これらはサーバー側に情報を書き込んで共有するというCGI等のプログラムによって実現しているので、HTML単体での動作とはいえません。
 HTML側からクライアントパソコンを制御することが出来てしまうと、悪意のあるプログラマーが不正プログラムをHTMLに組み込んでパソコン上のデータを破壊したり読み込んだりといったことが氾濫する恐れがあります。 HTMLからデータの読み書きが出来ないのは、技術的歴史的な問題点以外に、こういったセキュリティ問題が絡んでいる事もあるのです。
 とはいえ、例外的にHTML上でクライアントパソコンにデータを読み書き、削除することの出来るオプションが備わっています。 Cookieと呼ばれる一連のシステムがこれで、ブラウザ側が指定したディレクトリ内に、テキスト形式でのデータを格納するという物ですが、これも安全とは言われながらも、これはではブラウザ側のセキュリティホールなどでこれまでは敬遠されてきた時期もありました。
 さて現在、クッキーはいたるところで用いられています。 掲示板で名前を一度書き込んだら、二度目以降は自動で書き込まれているといった機能は、すべてCookieによるものです。 非常に簡易にクライアントパソコン上に情報を置くことが出来ますし、セキュリティ関連の問題も、最近では殆どきかれなくなってきていて、事実上問題が無いという認識が広がっているからであると思いますが、私はなにより、使う側の利便性が高いからというのがその理由なのではないかと考えます。

 さて、Cookieには、「書き込み」「読み込み」の概念しかありません。 データの書き込み時に有効期限を設けることで、この期限を過ぎたCookieを、HTMLではなくブラウザが自動で削除していきます。ですから、削除を行いたい場合には、現在の日付よりも古い日付を与えることで代用することが出来ます。

 また、Cookieは当然ながら、ファイル名や保存場所の指定は出来ません。 あくまでHTMLは、ブラウザにデータ書き込みを行う命令を発することしかできず、データをどのような形状でどこに格納するかはブラウザ側に依存します ファイル名は基本的に、その格納されているアドレスを用いることが一般的なようです。

 Cookieも、掘り下げていけばかなり深いですが、ここでは最低限使うことの出来る命令をピックアップして説明していくことにします。

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